2022年6月7日火曜日。
午前中に仕事を片づけ、お昼過ぎの新幹線に乗車。
大宮のホテルに到着したのは15時少し前に到着、チェックイン。
今回宿泊したのはカンデオホテルズ大宮で、カンデオホテルズはキレイな大浴場にサウナがあるのが特長。
まずは軽く大浴場に行き、サウナも一回だけ決める。
1駅移動してさいたまスーパーアリーナに着いたのは15時50分頃。
16時開場だが、会場外で行われている物販列に並ぶ。
人数としては200人ほどだろうか。
BABYMETALや他のアーティスト、アイドルの物販に比べたらかなり短い。
それにしても、何が売られるのか、どこで売られるのか、何時から売られるのかなどの情報は一切なく、行ってみてはじめて場外での販売があることを知った。
BABYMETALとは勝手が違う。
列の進みは早く、15分ほどでレジにたどり着き、Tシャツとタオルを購入。

入場して、自分の席についてみたら、思ったよりもかなり近かった。
なにしろ、今回のチケットは私の人生の中で一番高いチケットだ。
ガッカリしたくなかったから、ちょっとほっとした。
しばらくして今回連番の愛知県の友人も到着。
話していると前座の試合がはじまった。
メインイベントの井上尚弥vsノニト・ドネアの試合の前に6試合が予定されている。
1試合は予備カードということで時間があれば開催されるというもの。
昨年末、井上尚弥の試合を見に行った時は前座はいいから、ゆっくり行こうと思っていたが、前座も見てるとかなりおもしろく、その時に武居由樹の見て、また試合も見に行ったということもあった。
派手なKOを期待してしまうが、今回はそんなシーンはほとんどなし。
ボクシングを見始めるまではKOというのはパンチが急所に当たり、相手が倒れて、10カウントで倒れるものばかりと思っていたが、実際は一方的になり、試合続行すると危険とレフリーが止めるTKOという方が多い。
少し悶々とした気持ちが残る中、21時にはじまったのが井上尚弥vsノニト・ドネアの対戦だ。
にわかもにわかのファンとしては、前回の試合を振り返り、解説のYou Tubeなどを見た程度だが、井上尚弥の気合の入り方が半端ないように見えた。
見た目から、明らかに年末の井上尚弥とは違う。
徹底的に鍛えてきたのが肉体からにじみ出てる。
全身闘争心の塊のようで、リングにあがり、紹介され、国旗が流れる中でも、常にカラダを動かし続けていた。
ゴングが鳴らされ、試合がはじまる。
緊張感の中、お互いの様子見のジャブの応酬。
前回同様、12ラウンドまでもつれた試合になるという予想も多くあった。
1ラウンド終了まであと数秒というところで、井上尚弥の右がドネアの顔面をとらえるのが見えた。
ドネアが後方にのけぞり倒れた。
声援禁止のはずの会場だというのに、ウォッ!という声が一斉にあがった。
レフリーがカウントを続ける。
まさか1ラウンドで終わってしまうのか?
井上尚弥はカウントをするレフリーの後ろでさぁ行くぞ、行くぞと前かがみになり腕を動かしている。
ドネアはなんとか立ち上がり、ファイティングポーズを取った。
井上尚弥はすぐに飛び込んだが1ラウンド終了のゴングが鳴った。
パンチを受けた瞬間、ドネアは記憶が飛んでいたそうで、なぜ倒れているかわからなく、奥様の声で自分が倒されたことに気がついたそうだ。
長いドネアのボクシング人生の中でも食らった一番強いパンチがこのパンチだったとか。
それでも立ち上がってきたドネアも凄い。
2ラウンドがはじまり、観客の熱もあがっているのがわかる。
井上尚弥の的確なパンチが一発決まると、私が見てもわかるぐらいドネアは朦朧としていて、畳み掛ける井上尚弥のパンチを連続で被弾、最後は左フックを受けて倒れて、試合は終わった。
前回2019年の試合では、井上尚弥がどれだけいいパンチを顔面に当てても、まったく倒れなかったドネアと同一人物とは思えないほどの圧勝だった。
友人もたまたま会った知り合いもドネアの調子が悪かった、体調が悪かったのではないかという意見も出て、私も人間だしそういうこともあるだろうと思ったが、内山高志の解説動画を見たら、ドネアは調子良かったとのこと。
それ以上に井上尚弥が更にモンスターになっていたということだろう。

井上尚弥の勝利が確定した瞬間、観客席のみんなが立ち上がり、拍手をする光景は感動だった。
対戦相手のドネアに対しても手を叩いて、熱戦をたたえた。

2ラウンドの途中、私は迷っていた。
この後、きっとKOの瞬間がある。その瞬間を防振双眼鏡で見よう。
防振双眼鏡で見ると、顔の表情やバンチが当たった瞬間などがよく見える。
でも防振双眼鏡を構えた瞬間にその瞬間が来たら見逃してしまう。
少し井上尚弥とドネアの距離が離れた瞬間、防振双眼鏡を構え、すぐに二人をとらえ、ピントをあわせた。
その5秒後ぐらいにKOパンチが放たれたと思う。
そう、私も観戦者として勝者になっていたのだ。


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