今回ご紹介する伝説のBABYMETALファンはMくん。
メイトに対する承認欲求はない人なので、Twitterもやってたりしたが、画像などをあげるでもなく、多分ほとんどの人は知らないことだろう。
BABYMETALのライブの参戦回数が多いのはITCHIEさん、KEN-Gさん、そして私なんかと言われているが、実はもっと多いのはMくんかもしれない。
彼とはじめて話をしたのは2015年のサマソニ大阪に向かう電車の中だった。
その年の海外ライブで何度か顔をあわせ、挨拶ぐらいはした覚えがある。
会場に向かうJRで偶然会って、話をした。
彼は持ってきていたゆで卵のことばかりを気にしていた。
卵をあまらせてしまったのでゆで卵にして持ってきたのだが、荷物を預けて夜に食べたら、夏だし、駄目ですよね?!
そりゃあ、よくないでしょ。
電車降りたらすぐ食べたら?
ここに来るまでに二個食べたんで、食べすぎじゃないですか?
タッバにゆで卵が入っているを見せられた。
ブックさん、プラチナだったら、荷物預けられますよね?!
そうなの?
預けられるから一緒に荷物預けてもらっていいですか?!
私はBABYMETALに行き始めたばかりで、Mくんは初期から行ってる人とのこと。
年はかなり下だけど、そうやって頼まれるのは悪い気はしない。
いいよと一緒に預けることになった。
一緒に預けたからには一緒に出さなければならない。
終演後、待ち合わせをして荷物を出して、また一緒にバス、電車で移動した。
やっぱりゆで卵食べない方がいいですよね?!
これは何だろうか?!
彼独特のユーモアなのか、マジなのか、よくわからかった。
彼が言うにはBABYMETALとさくら学院のライブは一度も欠かしたことがないとのこと。
それがどういう意味かよくわからなかったが、海外のオマイツ組の先輩は今まで全通してると評判だった。
彼の参戦スタイルは私なんかとはまるで違っている。
朝から並んで最前を取りにくいということもしないし、終わってから、打ち上げと称して、みんなとご飯を食べに行くこともない。
開演ギリギリに来て、後方でSU-METALこと中元すず香を見て、すっと帰るのだ。
なので、顔をあわすのはRoad of Resistanceのウォールオブデスに参加した時に見かけるとか、たまに上に流れてきたサーファーがMくんで、あ、いたの?という感じである。
では人嫌いなのかというとそうでもなく、寄ってきてくれる時もある。
旅先の話題としてホテルはどこ?!と聞くと、明日の朝の飛行機だから、飛行場で寝ると言われ、ツインでひとりだから寝ていってもいいよとホテルに泊めたことも二度ほどある。
考えたら、逆にそういう時だけ寄ってくるのかもしれない。
Mくんの誰よりも凄いのはその荷物の少なさだ。

これは2017年のUSツアー6公演をまわっていた時のMくん。
荷物はこれだけで、スーツケースも何も持ってない。
でもこれはまだ多い方で、年々荷物は少なくなり、ボディバッグひとつ、コンビニの袋だけという時もあった。
私の部屋に泊まった翌朝の姿だが、部屋ではマメに洗濯をし、荷物はキレイにたたみ、常備薬はかなりの量を持っていた。
BABYMETALの海外ライブに行く人の旅のスタイルはいろいろで、私なんかは多少高くなってもホテルは会場近くを選ぶ。
お金がないわけじゃないが、そこでのコミュニケーションも楽しいということで、ドミトリーを選ぶ人もいる。
Mくんはどちらでもなく、町外れの割安でキッチンがついている部屋を選ぶことが多いようだ。
だから、ホテルで顔をあわせるということもなかった。
料理ってカップラーメンぐらいかと思ったら、スーパーで野菜を買ったりすることもあるとのこと。
しかしBABYMETALのライブを追いかけるということは、一日、長くても二日で次のホテルに移動しなければならないということだ。
そんなに野菜使い切れないでしょ?!と言うと次のホテルに持っていくそうだ。
ゆで卵の話もあって、実際そうなんだろう。
2018年のRock im Parkでは顔をあわせて、一緒に街までレンタカーで相乗りした覚えがある。
その時、ちょっと待ってくれと入口付近の茂みを探し出し、かくしておいた野菜の残りが入った袋をひっぱり出していた。
海外のフェスでは荷物検査が厳しく、野菜などは持ち込めないこともあり、その場合は入り口付近に隠すのだそうだ。
たくましすぎる。
どのツアーでもMくんは今回来てないみたいだねという話になるが、俺、あそこの会場の物販並んでた時に会ったとか、自分はあそこの空港で会ったという話が出てきて、やっぱり今回も来てるんだということになる。
そして毎回、顔をあわせるともう行かないと言うのでだまされる。
一番驚いたのはチケット入手困難で私もあきらめたグラストンベリーフェスにもいたということだ。
BABYMETALのおかげでほんとおもしろい人たちと出会えたの宝だ。

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