前日に名古屋駅近くでお預かりした荷物の査定。
買取をはじめた初期は、お客様の家に訪問して、その場で値段を計算。
金額を提示してお支払いすることがほとんどだった。
最近は少し量が多かったり、ややこしかったりするとお預かりして事務所で一点ずつ査定することが増えた。
お客様宅では細かく見ることができないし、状態も確認できない。
付属品が揃っているかも確認してられない。
ポスターなど丸まっているものをひとつずつ広げるのは無理に近い。
更にお客様宅に査定するだけのスペースがないこともある。
そもそも段ボール20箱とかいう量になると、事務所に持って帰ってジャンルごとに整理してから開始した方が断然早い。
お客様にはそのことを伝えて、持ち帰り、後日明細とともに買取金額を提示して、ご納得頂いたら振り込みをしている。
しかし、少なからずトラブルになることはある。
そんなに安いと思わなかった。返して欲しい。
年に1、2回はある。
十分に説明しておかなかったこちらも悪いし、これぐらいになりそうですと提示できなかったのも悪いのかもしれない。
しかし、値段は大丈夫です、おまかせします。
みたいに思えた人や、中にはその場で査定して、お金を渡したにもかかわらず、後日返して欲しいと言ってこられることもある。
買取にもクーリングオフはあるが、私が扱っている本やCDなどはクリーニングオフをするほど高価でもなく、法律上も対象外になっている。
同業者の中には買取のサインのところに、返品できない旨の記載を入れているので、返品は一切しないという強気のところもある。
私は気が小さいからか、返している。
そして、この日は過去最大の返品量が起きてしまった。
そもそも内容的に行くかどうか迷う古本市場的には人気のないジャンル。
最近買取が少なかったことと、一部売れるところもあったし、他にもあるという言葉につられて車で1時間半ぐらい、高速を使って趣いた。
お手伝いはしてくれたが車への搬出だけで1時間。
また高速を使って帰ってきて、事務所で一点ずつ査定に一日。
結果をメールしたところ、少々お怒り気味で、納得できないと返信。
えええええええっ!
十分高いし、他店だったら、この半分も出さないんじゃないかなぁと思ったり。
料金の内容を説明したり、説得したり、交渉したりしようとも思ったが、他にも荷物があったのであきらめることにした。
搬出中もずっと話をしていて、金額を気にしてる様子は一切なかったんですけどね。
だからといって、安く買うとかはないけど、金額を気にしている方や、安くしか買えないものは事前に説明はする。
だから今回はしなかったところはあるが、市場で人気のない大量の雑誌についてだけは、これはお値段つかないけどいいんですよね?と確認はした。
てことで、この日、取りに来て全部お返しした。
うちは1円の利益もうまないどころか、1日半の作業、ガソリン代金、高速代金はマイナスだ。
第三者のアドバイス
過去の経験から、こういった場合でよくあるのは、「それって騙されてないか? 絶対もっと高いはずだから返してもらった方がいいよ」という根拠のない第三者のアドバイスがあったことが多い。
特に女性が遺品整理などをしていると、相談を男性に持ちかけ、いいところ見せたいのか、そういうことを言うことが多い気がする。
実際、価値がわかってるわけではないから質が悪い。
今回は男性だったが、申し訳ないというお気持ちいっぱいで、持っていかれたので、そうなのかなと推測。
正直、これを繰り返されたら、つぶれてしまう。
出張費無料、査定費無料とは言っているが、それはこういうケースを言ってるわけではない。
キキメが入ってなかった宅配買取
宅配買取は事前に画像を送ってもらったり内容を聞いてから着払いで送って頂く。
なのに、同様に金額があわないから返品となることがある。
着払いで返送するが、こちらに送られた着払い代金は回収できない。
以前、電話で一点、いいものがあったので、それがあるならば、残りのものも送ってくださいと伝えたことがある。
荷物が届いたら、言っていた一点はなく、それ以外のものだけだった。
こちらとしてはその一点を送ってくれたら良かったのだけど、どうせ送料がかかるならば、他のものもを送って頂ければ少しはお金になるかもくらいの考え。
他のものだけでは送料は出ない。
しかし残念ながら、こういう時は言った言わないになる。
他のものも値段がつくから送ってくれと言ったじゃないかというのが先方の言い分だ。
せめて、その一点がないなら、送る前に連絡していただかないと、そんなことは聞いてないとの虚しいやりとりが続く。
対策としては
こうならないためには、事前に価格を説明しておく、宅配買取は送料元払いにして、ある程度の査定額になった場合は送料分をプラスする。
お預かりしますの伝票に、返品はできないチェック項目をつくっておく、などだろうか。
商売は誠実がいちばんだと思っているので、こちらの権利を主張するような伝票作るのもポリシーにあわない。
ヤフオクなどのノークレームノーリターンって嫌いだ。
しかし、結局のところ、私が算出した査定額が間違いがないと相手を信頼させられるだけの力量がないのが問題だったりする。


コメント